中国南宋の儒学者、朱熹の詩の一部といわれている「一寸の光陰軽んずべからず」ということばがあります。
若い頃は、知ってはいても気に留めなかったことわざでしたが、68才になろうとしている今、生活実感として時の経つのは早いと感じます。
それだけに、毎日を大切に生きていこうと思うのですが、一日の終わりに振り返ると、できなかったことや先延ばしにしたことで、頭の中がいっぱいになります。
時が経つのが早いのだから、むしろ、効率良くたくさんのことをこなすことを目指すのではなくて、一瞬、一人、一会を大事にして生きていたいと願うようになった昨今です。
これからは、あせらずにじっくりと人生を歩みたいと願います。
そういえば友人が自ら語ったあだ名が「蝸牛」(かたつむり)でした。ようやく彼に追いつけたのかもしれません。
2024年4月1日